| 阿多長寿院盛淳の墓 島津義弘公の国老、阿多長寿院盛淳は、慶長5年（1600）9月、関ヶ原合戦には薩摩の国蒲生の兵70人を率いて公の陣に駆けつけ、勇戦奮闘した。しかし西軍が総崩れとなり、義弘公が死を決意された時は、豊久と共にこれを諌め、公を守って敵中を突破し、ここ牧田に踏みとどまり公の敵陣離脱を見届けると、盛淳は拝領の陣羽織を身に着けて敵中に駆せ入り、公の身代わりとなって討死を遂げた。時に53才であった。この時蒲生の士18人も力戦して討死をした。 琳光寺境内には五輪石と墓碑が祀られ小学校跡地にはその忠烈を讃える碑が残っている。  |